ムスメの学校選び

前回のエントリーの補足になりますが、ムスメの学校選びについて。

私たち夫婦の子育て最終目標は「自分でお金を稼いでサバイバル出来る人間」になってもらうことです。
極端な話、法に触れさえしなければどんなことでも可。とにかく最低限、自分の食い扶持分は自分で何とかしてくれれば、と思っています。

このあたりの考えは、西原理恵子さんの著書にまるっと明文化されています。
この世でいちばん大事な「カネ」の話」とか。
(「女の子ものがたり」は何とも胸に詰まるものがありました・・・)

そんなわけで、上海移住の話が持ち上がる以前は
「中学・高校までは、後の選択肢が多くなるようにある程度親が誘導する。
 高校卒業後の進路には一切口を挟まず、経済的な支援のみ行う。」
という基本路線に沿って話し合い、ムスメに中学受験をさせることにしました。

このときも、私たちから「受験しなさい」と指示するのではなく、本人が「受験したい」という気持ちになるまでは無理矢理勉強させるようなことはしませんでした。
このタイミングが6年生進級時の春休みだったので、一般的な受験対策を始めるにはずいぶん遅くなってしまいましたが、それはそれで仕方が無かったと思います。

  • 軌道修正

移住することで中学受験という選択肢が消え、軌道修正が必要になったわけですが、中国の教育課程などの知識ゼロの状態でしたので、まずは情報収集から始めました。
が、これが思いのほか難航しました・・・。

ググって出てくる情報は、日本の会社から駐在員として期限付きで赴任している方々が発信されているものが多く、また、お子さんの年齢がムスメより小さく、日本人学校の小学部にお子さんを通わせていらっしゃるご家庭がほとんどでした。
そこで、日本人学校以外の選択肢はないか調べてみたものの、私の検索技術の未熟さも相まって、なかなかコレ!という情報を得られませんでした。

そんな手詰まり状態のときに、オットが見つけたのが「EDUIC」というサイトでした。

  • 教育情報サイト「EDUIC」

こちらの赴任前サポートが、まさに私たち夫婦が求めていたものでした。即行で申し込み、メールでの問い合わせや資料を送付していただいたり、欲しかった情報は一通り揃えられたと思います。

そして、総合的に考えた結果が、「現地校国際部の中文部」でした。

  • 選んだ理由

せっかく日本国外に住むのだから、本気で語学を身につけ、更に日本人以外の友達もできたらええやん☆という親の邪な願望が最大の理由です。

先述の通り、子育て最終目標は「自分でお金を稼いでサバイバル出来る人間」になってもらうことなので、日本語以外の言語を扱えるというのはプラスになることはあっても、マイナスになることはなかろうと。
国籍や文化などの異なる人と触れ合うことも、日本にいてはなかなかできない経験ですし。

また、日本に帰国するかどうかも未定で、まして日本の大学に進学してほしいとは考えていない(大学に進学するかどうかも含めて本人に全て決断してもらう予定)ので、わざわざ日本の学校に通うことと同じ環境を中国で保持するメリットはありません。

というわけで、日本人学校は「現地校がどうしても合わなかった場合」の保険として考えています。

選択肢から日本人学校を外すと、残るは現地校(本科・英文部・中文部)かインターナショナルスクール等になるわけですが・・・
日本の公立小学校でのほほんと生きてきたムスメを、中国語・英語を母国語とする子供たちの中に放り込むのは余りにも無謀なので、「現地校(本科・英文部)」「インターナショナルスクール等」は除外しました。
親自身も中国語・英語ができないため、学校側とのコミュニケーションが成り立たないという情けない理由もあります(汗)

また、学校にもよりますが、英文部に比べて中文部は日本人の占める割合が多いそうなので、学校で日本語を使う機会が多少あればムスメにとっての負担が軽減されるかな・・・と期待しています。

そういったところも含めて、現地校国際部の中文部は「言語の不安が少ないけれど海外生活の利点を行かせる選択肢」かな、と考えています。


あとは「学校をどれにするか」という重大な課題が残っていますが、住むところが決まり次第、通学手段なども考慮して決めることになると思います。