夏の旅行(2013ver.)

去年上海市内でお茶を濁したリゾート気分を味わった我が家ですが、今年は日本で旅行を楽しみました。
飛行機代節約のため、LCC春秋航空)を利用して浦東ー高松空港を往復、空港からはレンタカーで淡路島〜徳島をまわるという計画を立てました。
旅行中、天候にはあまり恵まれなかったものの、飛行機も少しの遅れが出る程度で飛んでくれたし、念願の海水浴もできたのでよかったです。


飛行機に乗ると、いまだに浮かれて写真を撮ってしまうのですが・・・


↑浦東を飛び立ってすぐ


↑長崎のあたり(?)

こうして比べてみると、日本近海の美しさを実感します。


オットから聞いて楽しみだったのが、到着する少し前に機内で客室乗務員さんのお手本を元にする体操。
手首をまわしたり腕を軽く叩いたりはまだしも、肩をまわすのは狭い座席では厳しいものがありましたが、なかなか楽しいものがありました。
現地校に通うムスメによると、学校の休み時間にも似たような体操をするそうで、中国人の健康志向の一端を垣間見えたような気がします(おおげさ)。


高松空港に到着すると、うどん王国への入国を歓迎する言葉があちこちに見られました。


↑中国語(簡/繁)、韓国語ver.もあり


実は、四国は初上陸だったので、ひそかに感動しておりました。
空港で荷物を受け取るとき、空港職員とは別に黄色いポロシャツを着た人が数人、きれいな中国語で案内をしていて、それにもちょっと感動。

初日は香川市内で細々としたものを買い出し。ムスメはペンケースなどの文房具を、大人はハブラシなど、「やっぱり日本のものがほしい!」というものをウキウキと選びました。
ちなみに、某マンガ最新巻がどこの本屋さんに行っても売り切れでビックリでした。

その日の夜に淡路島入りし、次の日は朝から念願の海へ!
いつ雨が降り出すかとヒヤヒヤしながらも、波音や潮風を満喫しました。


↑大好きな阿万海岸


↑水の冷たさに怯みながら少しずつ体を浸すオットとそれを眺めるムスメ


↑ムスメが捕獲したチビヤドカリ


海から上がって、これまた念願の淡路島牧場でソフトクリームを食べました。


↑見事なミルク味!


ちなみに、牧場の駐車場で某大学のマンガ研究会ご一行様観光バスを見かけたのですが、やっぱり「銀の匙」効果でしょうか。みんな楽しそうでした☆
オットとは、「我々が学生時代にマンガ研究会は存在したか?」という話になり、「あったとしてもそんなに人数もいなかっただろうし、時代の変遷を感じずにはいられないね」というところに落ち着きました。


さて、この日の夜は阿万海岸で海ほたるを見られるイベントがあるはずだったのですが、雨が降ってきてしまい中止に。宿泊先の大浴場で大きなお風呂を満喫し、バタンキューでした。


翌日も朝から雨で、とりあえず大鳴門橋を渡って徳島に入り、オットの提案で大塚国際美術館へ行きました。


↑ご立派なエントランス


↑展示と展示の間にポンと現れた中庭


↑定刻になると館内を案内してくれるという「アートくん」(詳しくはこちら※PDFが開きます)


何の前知識も無く行ったのと、このころには旅疲れもあって全部を見るのは諦めたのですが、ヒストリエ7巻の表紙と同じ絵を見つけたのと、ムスメに見せたかったゲルニカが見れてよかったです。
入館料にはちょっとビックリしましたが・・・(汗)


その後は徳島駅前のそごうでまた細々と買い物をし、ミスドでほっこりし、THE・日本のラーメンと餃子を食べて宿泊先へ行きました。
・・・とサラッと書いてますが、これらも日本でやりたいことだったので、実はかなり楽しかったですw

この日は徳島県内の奥まったところで宿泊、翌日は高松空港に向かい上海に戻りました。


予定通り空港に到着したところ、飛行機に遅れが出ていたので空港内でブラブラしてみたら、高松ならでは(?)というモノを見つけました。


↑お遍路さん用お着替えコーナー


三豊市ゆるキャラみとよん


それから、空港内のお土産屋さんで、私の大好きな鎌田醤油さんのだし醤油を発見するも、スーツケースを既に預けてしまったあとだったので泣く泣く諦めたのですが、高松市内・淡路島・徳島の本屋さんで探しまわったものの、どこも売り切れだった某マンガ最新巻を空港の本屋さんで手に入れることができたので、ご満悦でしたw



↑うどん王国のお見送りもあり


今度来るときは、八十八カ所のうち1〜2カ所ほどお参りしてみたいなぁと若干罰当たりに近いミーハーな考えを持ちつつ上海に戻りました。
余談ですが、一家そろって自称どうバカなので、レンタカーで四国を走行中「×番 ○△寺」という標識を見ては、車内で盛り上がりましたw


さて、高松空港を飛び立った飛行機は無事に浦東空港に着陸したものの、激しい雷雨と暴風により機内待機を余儀なくされ、自宅に戻るために乗ったタクシーの運転手さんも「さっき暴風雨がすごかったんだぜー!」と興奮気味に話してくれるなど、今回の旅行は一貫してお天気に恵まれないものになりましたが、案外こういうときほど面白い思い出になるんだろうなぁとも思います。


タクシーの車内からは、霧に霞む栓抜きビルと建設中の上海センタービルが見え、上海に帰ってきたんだなーと思いました。


↑ホントに大きい・・・


私が実際に足を運んだのが上海とベトナムだけなので説得力はありませんが(汗)、日本には山も川も海もあって、空気も水もキレイで、食べ物もおいしくて、日本で生まれ育ってよかったなぁ、としみじみ感じました。※上海もベトナムも好きです!
世界中の人に遊びに来てもらって日本を好きになってもらいたいし、私もなるべくいろんな所に行ってその場所を好きになりたいです。


最後に旅行中に食べたものをパパっと。魚介類が最高でした☆

 
タコの釜飯

 
サザエ〜                       

 
お造り盛り合わせ☆

 
SUSHI!!

 
タコの天ぷら(今まで食べた中でダントツの美味しさ!)

 
徳島のうどん(讃岐うどんより好きかも)


身も心も充電できたので、またがんばってまいります!

ごひゃく

上海に住み始めて、今日で500日になりました。
それだけの日数を過ごしてきたのか、という実感の無さと、その割にこれといったトラブルも無く平和に暮らせていることに改めてビックリです。

先月、オットの高校の同級生の方がご夫婦で上海に赴任してこられ、お食事をご一緒したのですが、お二人が「まだ来たばかりで・・・」とおっしゃるのを聞いて、まだまだペーペーな私たちでも先輩になってしまった!と焦りました(汗)
そのとき奥様に「いつ頃上海で生活するの慣れました?」と聞かれ、言われてみると、はっきりとした区切りのようなものは無いなぁ、と思いました。

というのも、(他の都市で生活したことがないのですが)上海は海外ビギナーにも暮らしやすい都市で、思ったより違和感なく暮らせているからだと思います。
まだまだ言葉はわからないし文化の違いなども感じますが、上海の人たちが外国人慣れしているというか、外国人である私たちをある意味面白がってくれているように感じますし、幸い日本人だからということで困ったこともありません。
そういう意味では、いつの間にか慣れたともいえますし、まだ慣れていないともいえます。

大学進学で地元を出て以来、同じの土地に4年以上とどまったことがない根無し草なので、受け入れてくれる側の気持ちは分かりません。どうしたって「よそ者」という立場なのかもしれませんが、それでも移動する先々ではできるだけ馴染みたいと思って振る舞うように心がけています。

そういった国内の引越しも何回かした経験もふまえて、なにをもって「慣れる」というか、私なりに定義すると
“ご近所さんと顔なじみになったり、出先で偶然会って「こんにちは〜」と挨拶できる人がいる”
ということかな、と思います。
私の場合、そういう人がいることで自分が「ココ」に所属している実感が持てて、落ち着けるみたいです。

ありがたいことに環境にはめぐまれました。あとは自分次第。
501日目からの生活も楽しいものにしていきたいです。

あっつい

上海の夏を経験するのはまだ2回目ですが、今年の夏はホントに暑いです。ニュースでは「上海の観測史上最高気温を記録した」と結構な騒ぎになっています。
先日、ネットニュースで酷暑特集っぽいものが組まれていて、私なりに面白そうな写真を拾ってきたのでご紹介します。



上海の中心地、南京路にあるビルの温度計表示です。(2013/7/24撮影)

この日実際に観測されたのは38.6度だそうなので、完全なヒートアイランド現象です。ちなみにこの2日後の7月26日に観測史上最高気温となった40.6度を記録しました。
余談ですが、上海に来たばかりの頃、この辺りを一人で歩いていたら見知らぬ男性に突然腕を掴まれやいのやいのと捲し立てられたため、「私、外国人なんで!!」と覚えたての中国語で振り切ったことがあり、ちょっとした鬼門ですw



重慶の川岸の様子です。(2013/7/28撮影)

中国では暑い地域トップ3を「三大火炉(かまど)」と呼ぶそうで、最新のトップ3が最近発表され、
 1.福建省福州市
 2.重慶市
 3.浙江省杭州
と見事2位にランクインした地域です。
なんというか、中国の人たちのたくましさを感じる写真で、楽しそうに食事する姿にこちらも楽しい気分になる、好きな一枚です。



南京のバス停のガラスが割れた様子です。(2013/7/30撮影)

上の写真では「三大火炉」をご紹介しましたが、実は「四大火炉」というのもあって、重慶湖北省武漢市、江蘇省南京市、江西省南昌市がそう呼ばれ、南京も見事ランクイン。
暑さで割れたという説明がありますが、正直「ホンマかいな」と思わなくもなかったり。(てゆーか、誰かが故意に割ったと思いたい・・・)


今日から3日ほどまた高温になると予報されていて、高気圧さんにはそろそろ手加減してもらいたいものです。干ばつにみまわれ水の確保が難しくなっている地域もあるようですし、心配です。
日本も各地で洪水が起こっていると聞きます。温帯らしい気候でお願いしたいと切に願います・・・。

ムスメ、友達とプールで遊ぶの巻

夏休み前の子どもがワキワキと浮き足立つのはやはり万国共通なのか、ムスメの通う中学校の中国人の子どもたちも日頃の勉強から解放されるのが楽しみで仕方がないといった様子だったらしく、ムスメ曰く期末テスト前は夏休みの計画で盛り上がっていたそうです。
そんな中、ムスメもお友達に「一緒にプールに行きましょう!」と誘われ、上海のレジャープール「上海玛雅海滩水公园(マヤ水上公園)」(サイトはこちら)に行きました。



↑入口ゲート付近(奥の長蛇の列が見えるでしょうか)


このプール、2013年7月5日にオープンしたばかりで、ムスメたちが行ったのはその翌週の平日だったのですが、ものすごい賑わいっぷりでした。チケット代、平日でも大人1名150元(約2,500円)と決して安くはないんですが、この夏は猛暑で人気が出そうですし、週末は絶対に避けた方が良さそうです。

今回は、ムスメのクラスメイトWさんとZさん、Wさんのお姉さん、そしてムスメという編成で、親の出番は送迎のみ。
というわけで、園内の様子はムスメレポートによると「すんごい人が多くて何をするにも1時間とか待った。ご飯は辛くて食べれなかった。でも楽しかった☆」だそうですw

余談ですが、ムスメ以外は中国人で、クラスメイトの子たちは学校で日本語を勉強しているとはいえペラペラというわけでもないので、我が子ながらスゴイと思います。(自慢ですがなにか?)


さて、少しは役に立つような情報も追加しようと思います。

ムスメ送迎時は地下鉄9号線で佘山(sheshan)駅まで行き、そこから無料送迎バスを使いました。
案内板に従って向かうと駅の南側へ少し入った所が乗り場になっていました。路線バスの停留所とは全く違う場所にありますので、ご利用の際はご注意を。



↑送迎バス乗り場の案内板(右は近くの遊園地で、プール←→遊園地のバスもあり)


駅前は水着や浮き輪など露店がひしめき、客引きのおじさんおばさんがグイグイ迫ってきますが、送迎バスを降りてから入口ゲートまでの間も商売熱心な様子を目にすることができます。
また、私たちが行ったときは、周辺がまだ工事中のところもあり、とりあえずオープンしちゃう中国らしいたくましさも感じることができましたw



↑おそらく駐車場になるかと思われ


最後に、ムスメが友達と合流したのを見届け、駅へ戻ろうと再びバスに乗り込んだのですが、ほとんどの人が「これから泳ぐぜ☆」という時間帯だったこともあり、乗客は私ひとりだったため案の定運転手さんに「どこ行くの?」と聞かれ、完全に怪しい人扱いされたことをご報告致します。

ヨイショ作文2.0

上海では局地的に最高気温42度を記録した今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。


さて、当然といえば当然なのですが、大学が終わったことで中国語で表現する機会が激減し、案の定「中国語筋」が明らかに衰えてきました。
求職中の身としてはヒジョーにまずいので、復習もかねて大学で書いたの作文を再びぽちぽち入力してみます。(前回はコチラ

今回のテーマは「継続は力なり」。字数は300字前後ということで、比べてみると前回よりもすごいことを書いてそうですが、今回もヨイショな内容で先生受けを狙ったら見事に気に入られ、ことあるごとに「nochikoは語感があってとても良い!」と褒められることになり、私の本性を知るクラスメイトたちにはニヤニヤされっぱなしでしたw

では、どうぞ。


     坚持就是胜利

  我从小不喜欢付出努力,很容易放弃。虽然我曾经有过几个梦想,但是哪个也实现不了。为了实现要去外国留学,但是那时我既没有钱也没有勇气。所以到现在我有点儿后悔。
  我早就一直想留学,现在能在上海学习汉语,很高兴。我想借这个机会学好汉语,所以上学期报名新HSK5级。当时我学汉语刚四个月,考上5级非常难,为了考上拼命学习。对我们日本人来说,看汉字比较容易,但是陌生的词语太多,而且听力的内容我一点儿也听不懂。压力也很大,又睡不着胃又疼,所以我差点儿没放弃。但是老师们、同学们、朋友们,还有我女儿都鼓励我,所以我会坚持学习,从结果来说,虽然考上了。如果我不坚持的话,恐怕不考上。通过这件事我才了解“坚持就是胜利”。


このテーマを与えられた時、つくづく「自分はがんばって続けてきたことって無いなぁ(´ω`)‥トホー」と落ち込んでしんどかった記憶が蘇りました。
強いて言えば妻業(勤続14年)とオカン業(勤続13年ちょい)くらいでしょうか。こんな私をクビにしないでくれてありがとう、オット・ムスメw

暑中お見舞い申し上げます

ムスメの夏休みが始まって早1ヶ月。昼ご飯の支度が増えたことで私は精神的にやられていますが、それなりに元気に過ごしていますw
こちら上海でも暑い日が続いていますが、日本は熱中症で救急搬送される方が例年より多いとのこと。
みなさまどうぞご自愛ください。



暑中向大家问候...

※今回も INDIVIDUAL LOCKER さんからダウンロードしました。ありがとうございます。
 あぁ、海に行きたいっ!

こーいんやのごとし

気がつけば前回のエントリから約5ヶ月という月日が流れてしまいました。あぁ早い。
この間に、冬が終わり短い春がサクッと過ぎ去り厳しい夏を迎え、また大学に通ってまた卒業して、今は履歴書などの準備に取りかかっております。(自己PRで煮詰まり中)
そういえば、上海生活1周年も、気がつけばとっくに過ぎてましたw たまに「上海に来てどれくらいなの?」と聞かれては、「1年・・・半くらい?!」といちいち焦るくらい時間の流れに無自覚になっていて、これはいかんなぁと思っています。(正確には1年4ヶ月弱)

とりあえず、生活上最も比重の大きかった大学生活について少々。

大学も2期目となると新鮮さも薄れ、クラスメイトたちも同様に2〜3期過ごしているせいか、しょっぱなからユルユルという形容がぴったりな雰囲気でした。
授業に対する熱意も前学期ほど湧かず、なんとなく過ごしてしまいましたが、クラスメイトたちとの出会いは嬉しいものでした。



↑先生の誕生日に各自の母国語でお祝いの言葉を書いたもの


先学期も今学期も、クラスメイトはいい子ばかりでした。
しゃべりの苦手な日本人のおばちゃん相手に辛抱強く話しかけてくれ、韓国人男子が「オカーサン」と呼んでくれたり、モンゴル人の女の子と朝青龍談義をしたり、英語だけじゃなく日本語も少しできる韓国人の女の子の恋話を聞いたり、NINJAやSAMURAIが大好きなカザフスタン人に「HARAKIRI!」と切りかかられたりw。

この学期修了後は、帰国したり別の大学で本科生になるなど別々の進路に進む学生がほとんどで、別れをより強く意識しましたし、若者への羨望やら応援する気持ちやらでちょっぴり複雑でした。日本では見送られることの多かった私も、こちらでは見送る側になってしまい、寂しいものだなぁと実感。
とはいえ、しょぼくれてる場合ではありません。仕事を探さないといけませんし、語学力を維持・向上せねば。

おばちゃんはおばちゃんなりにがんばりますよぉ!


你们给我留下了非常美好的回忆,我将珍惜这一切。
祝愿大家万事如意!