台風上陸

昨日8月8日、台風11号(海葵*1 haikui)が上海にお出ましになりました。
日本人にとって台風は(幸か不幸か)馴染み深いものですが、「中国気象局が台風に対して1級緊急対応を発令するのは5年ぶり」だそうです。

前日、ムスメのサマースクール先から「明日は台風くるから休校ですよ」という連絡があったので、ムスメは喜びの舞を踊っていましたw

当日は朝から横殴りの雨で、オットは大学を自主休校し一日中引きこもる作戦に。
Kさんの会社へ向かおうとする私に向かって「こんな天気じゃ会社なんて営業してへん」と言うので、KさんとL女史にメールで営業するかどうか確認を取りましたが、なかなか返信が来なかったので、とりあえず自宅待機をしました。

待機中もみるみる強くなる暴風雨に、「さすがに今日は営業できないかも」と思い始めたところにL女史から電話があり「中国は会社やりますヨww」と失笑されました(汗)

急いで家の外に出たら、マンションのゲート出入口までのほんの20m移動しただけでヒザから下がずぶ濡れに。
通勤ラッシュ時を過ぎていたためか、予想より早くタクシーを拾うことができましたが、タクシーを待つその数分間で家を出たことを後悔しました(汗)

運転手さんとは
私:「上海にきて初めての台風です」
運:「このくらい大丈夫大丈夫☆」
といった会話をしつつ、道中では普段通り(?)にカッパを着てバイクに乗っている人がいて、「中国人アッパレ!!」と驚嘆しました。
(そうはいかない事情があるんだろうけどホントに危ないからできれば止めて頂きたい・・・)

会社に着いてすぐKさんに「自主待機してすみません!」と言ったら、「このオレが台風程度で営業しないわけないだろぉ?!」と言われ、妙に納得したりw、ほかの社員さんたちは通常通りお仕事してるしで、「軟弱な日本人ですみません・・・」という気持ちになりました。

が、「ビシャァアアアッ!びゅおぉおぉおーっ!(雨が窓に吹き付ける音)」だの「ガシャン!ガシャンガシャン・・・(何か重たいものが飛ばされて行く音)」という音がなる度に「哎呀(アイヤー)」と呟く社員さんがいたのは聞き逃しませんでしたよw?

帰りもタクシーに乗りましたが、このときの運転手さんがなかなかの強者で、ワイパーを(わざとなのかうっかりなのか)時折とめたり、シフトレバー付近に設置しているディスプレイに表示されるタクシー会社からのメッセージをガン見したり、「頼むから前見て運転してくれー(涙)」と何度(心の中で)叫んだことかw
さすがに、ワイパーを止めたときには「前がよく見えませんね〜」と言ってみましたが、言葉は通じても意図は通じなかったようでした・・・。

路面が川のように冠水していたため、車が跳ね上げる水しぶきに「うわぁ」と言ったら、敢えて深めな所を走行して派手な水しぶきを上げてくれるくらい、サービス精神が旺盛な方でしたが、車体は大丈夫なんでしょうか(汗)

とにかく無事に帰宅できたのでヨシとしましょうw

ちなみに、強い雨が降ると雨漏りする我が家のバルコニー部分ですが、今回の台風では「ちょっとした池」状態になり、期待を裏切らない結果でした☆

「あれだけの暴風雨でこの程度の浸水で済むなら、結構ちゃんとした家だって分かってよかったよね〜」とオットと陽転思考できたのでヨシとしましょうww


さて、台風一過の今日、普段通りバスで会社に向かっていたら、根っこからゴッソリ倒壊している街路樹を結構な頻度で見かけました。



↑見かけた中で一番立派だった木


倒壊時に誰も通りかかってなければ良いのですが。
てゆーか、こういう時くらい家でおとなしくしましょうよ、ね?(涙)

そういえば、自主休校したオットの大学は、あの暴風雨の中でも授業をしたらしく、日本人以外は出席したそうです。
中国人だけじゃなく、日本人以外みんなアッパレ☆

*1:日本語で「イソギンチャク」のこと(今後の人生で役立つことがあるのか?という雑学)