出口治明氏 スペシャルセミナー@産創館(2011.7.26)
産創館で開催された、ライフネット生命保険株式会社 代表取締役社長 出口治明氏のセミナーに参加しました。
会場は産創館。
ご覧の通りの外観のおかげで、全く迷わずたどり着けましたw
私は早めに会場入りして前の方の席を確保したのではっきり確認した訳ではありませんが、定員200名で座席はほぼ埋まっていたと思います。
さすがライフネット生命、さすが出口社長。
産創館のサイトには、今回のセミナーは経営者・経営幹部の方向けであると案内されていたので、私のようなパート事務員は浮くのではと不安でしたが、短パン・サンダル姿の若い方やキリッとしたスーツ姿の方もいて、多彩な顔ぶれでした。
以下、個人的に感じた点です。
「国毎のGDPを単純に比較するのはあまり意味がなく、購買力平価で比較するべき」とのご意見に、この「購買力平価」という用語が全くの初見だったのは私だけでしょうか(汗)
「マスメディアで『GDPが中国に抜かれた』と騒いでいるが、購買力平価で比べればもっと前に抜かれている」
何となく肌感覚で感じていた事をデータで示されてスッキリした気分でした。
- 日本という国を人間の年齢で考える
日本を人間の年齢で捉えると何歳くらいだと思いますか?
出口さんが大学で講演されたと際、学生さんたちに聞いてみたところ、「50、60代」という意見が多かったそうです。私もそう感じます。
人間であれば、お金に働いてもらう状態であるべきです。
がむしゃらに長時間働いて稼ぐのは若い世代がすることで、中国のような若い国がすることなのに、それを無理にしているのが今の日本の問題点である、と。
では何故、お金に働いてもらおうとしない(できない)か。
借金が多すぎるため、金利を上げれば破綻してしまうから。
ホント、身の丈に合った暮らしって大事ですね。
- 凧上げ
「私が60歳のときに谷家さんと出会ったから、60歳で起業したんです」
谷家さんとの出会いで起業を決意された際の所要時間が30分だった事は私も存じていましたが、印象に残ったのはこの言葉でした。
「凧を上げるには『凧』『広い場所』そして『風が吹くこと』が必要である」と例えてらっしゃいましたが、タイミングであるとか流れといったものを大事にされていることがよく分かるエピソードだと思います。
実は、オットが会社を退職し独立することを決意しまして、そのきっかけが「人との出会い」でした。
私自身、でき婚しているせいもあってか、流れに身を任せることに何の抵抗もありませんし、むしろ任せるべきだという考えです。人との出会いもそのひとつですよね。その人にとって絶妙なタイミングで出会うべき人に出会うしチャンスは訪れるもの。
出口さんのお話を聞いて、「オットの独立も大丈夫」だと思いました。
- ちきりんさんを強くオススメ
最後にご自分や他の方の著書を紹介された際、ちきりんさんのブログを読んでいる人に挙手をお願いするなど、ちきりんさんを特にオススメされていたのが印象的でしたw
関西風味のイントネーションの穏やかな口調で、分かりやすく伝えようという熱意も感じられ、質疑応答を含め、あっという間の2時間でした。
出口さん、ありがとうございました。