卒業しました

先日、無事に大学の語学研修プログラムを修了しました。


↑修了証(左)と、もうひとつは後述


ちなみに本科とは違うので、学期毎に「卒業」というようです。(日本で大学を中退している身としては、ちょっと嬉しいw)
9月にスタートしたこの秋学期は約4ヶ月ありましたが、振り返ればあっという間でした。途中でHSKを受けたのもありますし、とにかく初体験なことが多く、かなり濃密な日々でした。

外国人とほとんど触れ合うこと無く生きてきた私ですが、いきなり自分が外国人として生活し始めたときはそこまで違和感を持つことは無かったのに、大学のクラスで多国籍な環境に飛び込んだときは、鈍感な私でも「自分が日本人であること」を意識する機会がたくさんありました。(島的な何かで盛り上がったこともありましたし・・・)
自国文化を紹介するといったベタなイベントもさることながら、授業態度は真面目だけど会話が苦手だとか英語ができないといった場面で。
↑「日本人」というより「私」の問題ですごめんなさい(汗)

恥ずかしい話ですが、各国の学生たちが当たり前のように英語でコミュニケーションしている光景を自分の目で見て、「英語」は「教科書の中でボブやケイトといった白人のアメリカ人が話すもの」という固定概念が私の中にあったことに気付かされました。
(スペイン人がバイトで英会話教師をしてたり、某英語圏の国と仲が悪いと評判のイラン人も独特の訛りで英語を使っているのを見て、目ウロコどころではないショックを受けました・・・)

それと、中国に住んでいるとはいえ、学校で勉強した期間がたったの5ヶ月で多少なりとも中国人と意思の疎通が図れるようになったことを考えると、やっぱりいろいろと考えてしまうわけで・・・中国語を勉強しに行って実感するというのも皮肉な話ですが、英語に苦手意識を持つことがどれだけハンディを背負うことになるのか、それはもうヒシヒシと感じました。

という感じで、こういうことを知ることができただけでも大学に行ってよかったと思っていますが、もちろん中国語を身につけるという点でもメリットがたくさんありました。

まず、私は自他ともに認める自分に甘い人間なので、毎日ある意味強制的に中国語に触れる時間を取るための良いペースメーカーになりましたし、先生の普通語の美しい発音をたくさん耳にできました。
なにしろ上海人の発音だと「4(si)」と「10(shi)」がどちらも同じに聞こえますからw その分、上海訛りが強い人とは会話がままなりませんが(汗)

それから、病人役で小芝居できたのも良い経験になりましたw →「パンダ>演技力

そして、学費分の元を取らなきゃ!というせこい熱い気持ちで授業に臨んだ結果、各クラス2名が選出される「優秀留学生」になっちゃいました☆


↑最初の写真の右側の「栄誉証書」の中身


まぁ、これは「出席率」と「テストの点数」が良い生徒が選ばれるため、真面目に出席する日本人なら選ばれて当然なので、あまり自慢にはなりませんが(汗)、次の学期の学費が少しお安くなるそうなので、ありがたく頂きました☆
(ちなみに、もうひとり選ばれたのは韓国人の男の子で、彼は本当の意味で優秀なので、ちょっと申し訳ない気もします・・・)


さて、今後の予定ですが、当初、授業形式で勉強するのは今学期のみの予定でしたが、今の自分のレベルがまだまだなのと、やはり自学は効率が悪いので、次の学期からは少しペースを落として大学に通うことにしました。
自分のキャラ的に、若い子たちと一緒にワイワイするのは些か骨が折れることに気付いたので、通称「太太(奥さん)クラス」と呼ばれる週3回のコースにしようかと。そこはそこで駐在員の奥様方とおつきあいできるのか私?!という不安もありますが(汗)

本当は週2回(午前/午後)のコースにしたかったのですが、オットがそのコースに既に申し込んでいて、下手するとオットとクラスメイトになりそうなので、私は遠慮しておきましたw


実を言うと、大学が修了してからしばらく、軽く燃え尽きた状態になってしまい、中国語から少し離れてしまっていたので、そろそろ気合いを入れ直そうと思います。一時帰国中も多少は触れるようにしないと、あっという間に忘れてしまいそう・・・。